要求開発実践講座内容

コース概要

「要求開発」とは、ビジネス上の要求をもとに、業務の設計を行う中で、情報システムが担うべき役割を導き定義する活動です。本講座では、体系化されたビジネスアナリシスの方法論「要求開発方法論(Openthology)」をベースとした、正しい要求の獲得方法、具体的な要求・業務の可視化方法、作業を通じて作成する具体的な成果物について学習します。

達成目標

  • 要求開発の基本的な考え方や、プロセス、成果物について理解できる
  • 要求や業務の可視化方法(モデリング手法)について理解できる
  • システム化範囲の導出方法と、システム化に必要な情報を過不足なく定義する為の考え方を理解できる

日数

 3日間 (7時間/日)

  ※2日間の短縮コースもご用意しております。

対象者

  • DX業務に携わる方
  • システム企画に携わる方
  • システム開発の上流工程(要件定義)に携わる方

前提条件

  • なし

学習内容

 1.BAの基礎知識
  ・BAが注目される背景
  ・正しい要求の導き方
  ・BABOKの概要
  ・要求開発とBABOKの関係

 2.要求開発概論
  ・要求開発の概要
  ・システム開発を前提とした「要求開発」の進め方

 3.要求開発 戦略編
  ・「準備フェーズ」説明
  ・要求開発ワークショップ
   -演習1.プロジェクト概要把握
   -演習2.ステークホルダー分析
   -演習3.課題分析
   -演習4.要求分析
   -演習5.解決策分析
   -演習6.ゴール設定

 4.要求開発 ビジネスモデリング編
  ・モデリングの基礎知識
  ・「立案フェーズ」説明
  ・要求開発ワークショップ
   -演習7.サービス構造 分析
   -演習8.プロセス構造 分析
   -演習9.情報構造 可視化
  ・「デザインフェーズ」説明
  ・要求開発ワークショップ
   -演習10.新業務の設計
   -演習11.システム機能の導出

 5.システム開発への移行
  ・「シフトフェーズ」説明
  ・システム基本要求の定義
  ・システム要求の文書化
  ・要求開発からシステム開発へ

 6.まとめと振返り